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クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、ビジネスに必要となる製品やサービスを調達したい「企業」と、その仕事を請け負いたい「個人」とを仲介するサービスです。クラウドソーシンという名称は、「クラウド(crowd:群衆)」と「ソーシング(sourcing:調達)」からなる造語です。

これまで、企業が社内業務を外侮に委託する手段としては、他社に委託を行うアウトソーシングがありましたが、クラウドソーシングの委託先は個人となります。従来、企業が個人の委託先を探すには多大なコストを要しましたが、インターネット上にクラウドソーシングのプラットフォームサービスが出現したため、企業から個人への委託が爆発的に増加することになりました。

クラウドソーシングには「コンペ型」「プロジェクト型」「タスク型」の3つのタイプが存在します。

コンペ型は、発注料金が事前に提示されており、応募者が完成品を提案する形です。

プロジェクト型は、複数の個人から見積もりや提案書を提出してもらい、過去の実績なども加味した上で、特定の個人に業務を依頼するものです。

タスク型は、複数人の個人に1つの業務の分割をして発注するものです。

クラウドソーシングの成立条件

(1)発注する企業と受注する個人の両方が必要
 クラウドソーシングは、プラットフォーム型のビジネスモデルです。そのため、クラウドソーシングを成立させるためには、業務を発注したいと考えている企業と、業務を受注したいと考えている個人の両方が必要です。
クラウドソーシングを利用することで、この両者が直接取引を行う場合と比べて、利便性や信頼性が確保されることが重要です。

(2)個人が持つスキルの多様性と数、品質
 受注者である個人が持つスキルの多様性や数が重要となります。また、発注者が担保したいのは「仕事の品質」です。そのため、発注者が受注者の仕事を評価する仕組みを導入しているところがほとんどです。登録者のスキルや能力を評価を行っています。

クラウドソーシングの落とし穴

 価格競争に陥り、サービスの質を維持できなくなる可能性があります。また、発注企業と個人との間で一度信頼関係が醸成されると、クラウドソーシンのサービスを用いずに、直接取引が行われる中抜き状態となる可能性もあります。

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個人間取引